WARP DAYS

Written by Noriko
Football(GAMBA,JPN),Hobby and more.

<< 記念 :: main :: ガンバ優勝・その他諸々 >>

第34節 川崎フロンターレvsガンバ大阪

やっと落ち着いて書けそう。でも、試合の内容はほとんど書けません、何故なら、ロクに見えなかったから。家帰ってビデオ観た事は観たんですが、得点シーンと後半15分くらいしか観てないので。ビデオはもうちょっと落ち着いてから見直そう。長ーくなりそうなので畳みます。試合後の事とか諸々は別エントリにする!



金曜の晩から、TAMAKIちゃんと普通の夜行バスで東京行き。大阪のバス待合い場所でマリサポさんを発見。心の中で「松田ありがとう」と念を送っておきました。土曜早朝に東京について、化粧と朝食を済ませてから、電車で東京→川崎→武蔵小杉へ。

川崎駅でレッズサポを数人見かけたものの(PVに行く途中だったのかな?)、川崎サポ&ガンバサポらしき人を全然見かけず、ちょっと不安に…。武蔵小杉駅で降りて歩いていると、やっと川崎サポ発見!よかった。その人について言っていると、途中一人、ガンバサポの殿方の後ろ姿が…あれ…見覚えが…「あささんですよね?」。というわけで、その節は突然声かけて申し訳ございませんでした(笑)。ナビ決勝の国立オフの際に覚えてました(人の名前と顔を覚えるのは割と得意!…多分)。等々力までご一緒させていただいて、色々お話させていただきました、有り難うございます。今回はMGのチラシ等何もお手伝い出来なくて申し訳ございませんでした。次、色々と計画練られてる様なので、デザイン方面とかで何かお力になれる事があれば、是非お手伝いさせて下さい!

試合開始までは、一ヶ月前のナビスコ決勝の時より、変な緊張はなかったです。ここ一週間、さんざんお腹痛いを連呼しておいてなんですが、腹括れてたのかな。色んな事を考えました。この34節で、リーグ戦ももう最後かぁ、開幕戦で大宮に負けたのがこの間の事みたいだとも思ったし、でも、シーズン途中の選手の移籍やW杯予選、HOT6の事を思うと、長かったなぁと思ったり。ガンバの自力優勝の可能性は無くなっていたけど、不思議と「ガンバが勝てば優勝出来るんじゃないか」という思いがありました。でも多分、優勝の可能性があった5チームのサポで、(自分のチームに対して)そう思っていた人は多かっただろうね。

試合開始。前方では大旗も振られているので、視界は良くない。でも今日はもう応援をしっかりしよう!と思って、旗の隙間から試合を観ながら応援。先制点はしっかり観ました。ちょっと巻いた素晴らしい軌道のアラウのシュート。やっぱりアラウは川崎と好相性!その後、前半の失点シーンは全く見えませんでした…引き分けで前半終了。ハーフタイムに他会場の試合結果を確認、セレッソと千葉が引き分け、レッズと鹿島が2点差でリードしてるのを知りました。そこで、あぁ、ガンバは勝つしかないんだなぁと崖っぷちっぷりを改めて認識しました。

その不安を抱えたまま後半に入ったのですが、ナビスコ決勝での自分を思い出して、「あの時はスコア的にはドローだったのに、ずっと必死というか悲愴だったなぁ」と、今年最後のリーグ戦の応援で、また、そんなのでいいのかな?という気持ちが自分の中で出てきました。ナビスコでは決勝というものが初めてで余裕はなかったし、カップ戦だったし、試合内容も全然違ったから、あの時はそれで良かったかもしれない。でも、今日は、そういうのはやめようかな、と。

こっちが他会場を気にしようが気にしまいが試合は進んでいるし、結果は出るし、それなら、もうガンバの勝利・応援にだけ集中して、楽しもうと。スコアは1-1、後半に入って宮本のヘッドが決まって2-1と勝ち越すも2-2で追いつかれた。でも、面白い試合してるじゃないか、こんな試合、ガンバ以外に出来ないぞ、今ドローでも、試合終了間際にガンバのゴールが決まるかもしれない。それで勝てたらいい、だからもっと目の前の試合を楽しもう!と、正直、かなり強引な「マインドコントロール」をして、途中からは携帯で速報を観る事も、試合の残り時間を観る事も一切しないで、応援してました。

宮本のヘッドは良かったな。しっかり覚えてます。でも、あんなにゴール後のパフォーマンスするのをあまり観た事がなかったから、ゴール裏に向かって手を突き上げてくれた姿を見た時は「え!?ほんまにツネ?ハッシーちゃうか??!」と混乱した…(なぜかハッシーw)。すごい、すごいね、こういう試合で決めちゃうんだから。今まで何個かずっと惜しいの外してきたのは、マイレージ貯めてたんですか!?

その後また失点するわけですが(例によってまた全然観てない。誰がゴールしたんかも未だにしらん…)、ガンバは攻める。そして、家長がPKをもらい、ヤットがしっかり決める。全く不安はありませんでしたよ!これで、勝ち越し!この頃、私は全くセレッソを気にしてなかったので、ほとんど不安と焦燥みたいなのはなかったのですが、帰ってきてこの辺からの録画を観てると、ほんとに、やばいね。他試合結果知らなくて私の脳味噌は幸せにあったかかったよ…。

でもそのちょっと後で、周りのサポの人達が俄に騒がしくなって「セレッソ引き分け!」という声が聞こえてきた。程なく、ゴール裏全体が、雰囲気、声量ともに急激にテンションアップ。これは、やばい、来るかも、と今まで体験したことのない雰囲気の中、アラウのだめ押しゴール。雪崩込む人たち(まだあかんやん!)。もうそこから自分の事はよく覚えてないなぁ…。

ホイッスルがなって、試合が終了して、スタッフ達がベンチから飛び出してくるのが見え、それでやっぱり優勝だと分かった。ガンバでいいのか。ガンバが優勝なのか。ナビ杯の時と違って、これは自分達だ、と思ったけど、どうしたらいいのか分からない。決まったぁ、優勝したぁ、と何の涙かわからないものが溢れてきたけど、正直どうしていいのか全く分からずに、喜びながらも頭の中は大混乱。暫くしてビジョンを観ると、泣いてる宮本が映っていて「あ、ツネさん泣いてはる…」。初めて観たな、でも、そうだよな、泣くよなぁ、だって、ガンバが優勝やもんなぁ…とか、怪我の事とかも色々思い出して、そこからはもう涙、涙、涙。チャントもしっかり歌えなかったしゲーフラもちゃんと持ってられなかった。胸がいっぱい。紙テープもちゃんと投げられなかった。それも含めて、あの時のゴール裏、ピッチの記憶はもう全部、宝物の様な思い出。

暮れかけで少し紺色になりかけた空、そこに舞った紙テープ、紙吹雪の青、水色、ガンバサポのユニの色、選手達が着替えたチャンピオンのシャツの青色、川崎サポーターの水色。2005年12月3日の、青い等々力の記憶は一生忘れる事はない。

ありがとうガンバ大阪。

いつまでもずっと 愛し続けるさ この世界 終わるまで
We are GAMBA OSAKA!

チャンピオンになったガンバの前で、この歌を歌う事が出来たのは、今まで生きてきた中で、間違いなく最高に、たまらなく嬉しく、幸せな瞬間でした。
- : - : edit