WARP DAYS

Written by Noriko
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ACL ガンバ大阪vs全北現代

ACL敗退が決まってしまった。試合後は、なんとも言えない「疲れた…」という気持ちで、表しがたいテンションの低さ。喪失感、悔しさ、情けなさ、もどかしさとか、色々かな。帰り道、Gメールの「初のACL挑戦、予選敗退が決定した」の一文で、気持ちの整理がつきました。今年もリーグ戦とって、絶対来年もACLに出て欲しい。

「罰ゲーム」と言われていたりして、私は、よそのチームが出ている時は「大変そうだなぁ」と思っているだけで、ACLには大して興味がなかった。ガンバが出られる事が決まっても、今シーズンが始まっても、具体的に今ひとつピンと来てなかったのだけど、いざ始まってみたら、これが、楽しかった。自分が応援しているクラブチームが国の代表として海外チームと戦える事、アジアの壁を突破出来れば少しずつその世界が広がっていく事。皆書いてる事だけど、FIFAアンセムにのってガンバの選手が入場してくる姿を見た時の感動、これは体験してみないと分からない!と強く思った。今回、今日のゲームで予選敗退が決定して、選手の身体には疲労というダメージが強く残ってしまったと思うが、リーグ戦では得られない経験は確実に、何かしらの形で得られたのではないかなと思う。それと同時に、まだ微かかもしれないけど、将来への可能性も。ACLで、日本初の予選突破を成し遂げるのは、ガンバであって欲しい!と、思っちゃうんだなぁ…。

というわけで試合雑感です。今日のメンバーはここ最近の顔ぶれの面子ですが、二川ベンチの、前田スタメン。この二人に関して、どちらがスタメンなのかという判断基準が私はいまいちよく分からない…。選手は、疲労が抜けきっていないのか、ところどころでミスが目立つ。今日はマグノが目立って足を滑らせていたのが気になりました。前半は全体的に縦のパスが少なく、チャンスが作りにくそう。家長は新潟戦の時よりチャレンジの姿勢が見えたのだけど…。反対サイドの加地は、疲労のせいかミスが多く、あげたクロスの精度も良くなかった。シーズン始まってからほぼずっと90分固定なので、さすがに、体調が気になります。前田は、やっぱり、ドリブルで自分から切れ込むより、出されたパスに反応して打つなりはたくなり、そういう方が良いところを出せている様に思います。ただ、今日もシュートは正面、以前よりボール奪われそうな場面でかなり粘るプレーも見られましたが、やはり全体的に良くなかったかな…。その前田、前半途中で二川と交代。怪我でしょうか?怪我だと思うのだけど、詳細が分からず…。気になります。

DFに関しては、前半、全北の前線へ入るボールは宮本がことごとく飛び込んでインターセプトするシーンが目立ちました。後手に回る守備でなく、カットしてなるべく前へ繋いで行きたいのかな、と思ったので「今日は絶対なんとしても勝たないといけない」という気持ちの表れもあるんだろうな〜と、見てました。あとDFで目立ってたのはシジクレイ。なんだか最近足技が上手くなっている様な…プレスをかけられても余裕をもってかわしてる姿が多かったです。橋本も真ん中でよくボールを繋いでいたと思うのだけど…。そんな前半でしたが失点はロスタイムに、カウンターから。宮本と全北の選手が1対1になってしまい、止めきれずに失点。これは、かなりショック。時間帯、選手自身、チームが、切り替えと思っても、相当ダメージだったんじゃないかと…。まぁ私も相当ショックだったんですがそれはさておき…

後半開始、目立って良いところがなかったフェル(やっぱりお疲れかな?)に変わって中山in。本人の試合後コメントから「あまりサイドに開かずに、中でということを監督に言われた」とありましたが、その形は、とても良かったと思う。サイドに流れると良い所が消えてしまうので、今日の様に意地でも真ん中で張ってくれているのは良かった。高さで競る事が出来るし、前線で一つ、ターゲットのオプションが増えるし…ただ、決定力というか、後もう少し、得点への執念を…。そこが一番大事なんだけども。一度ゴール前決定的なシーンでマグノにパスを出してしまったところ、悪くないパスだったとは思うけど、あそこは、自分で打って欲しかった!あとこぼれ球へもう少し泥臭くいって欲しかった。

後半に入って、全体的に運動量が落ちてくる。フタは今季リーグ戦で、小さいけど意外と当たり負けしないなと思ってみてたのですが、今日は、二人がかりとかで来られたりというのもあったかと思うのですが、当たりに負けてしまうシーンや、プレスをかけられてちょっと苦し紛れのパスを出す様なシーンが多かったように思います(それでもそれなりに良いところに出したりはするんだけど…)。やはり韓国の選手はフィジカルが凄いのか、疲れもあるのか…。

ガンバが1点返したのは、セットプレーから、混戦気味のところを山口が押し込んで、同点に!ガンバのセットプレーといえば山口…得意のヘッドではなかったですが、ここ一番で仕事してくれる選手や〜。まったり気味だったメインスタンドの応援も、さすがにここからは皆手拍子。あと1点、あと1点と思えど、時間が少なくなってくるにしたがって、ガンバのプレーの精度がどんどん落ちてくる。残り時間もわずかのところで、宮本を下げて播戸in。事態好転せず。マグノのシュートも精度を欠く。シュートが決まらない事から、最後の方は選手同士の距離もぐだぐだになってしまって、余計にピンチを招く悪循環になってしまっていた様に思います。結果、引き分けとなり、この試合に負けてはいませんが、負け試合だった。→冒頭に続きます。

甲府戦に向けて心配なのは、コンディションがやっぱり上がっていない事…。シーズン始まってから今が一番、辛い時期かと思います。甲府戦はゲーフラ祭りもありますし、少しでも、応援の方で選手の背中をちょっとでも押せれば良いなとは思うのですが。しかし容赦無い日程ですね。踏ん張れ!選手も、監督も、サポも…。




帰宅してからは、前半20分からですが、名古屋vs横浜の試合を観てました。かなり、面白いゲームだったと思います。目を疑いました、名古屋、古賀FW起用って。そら、ヘディング強いけど、セフさん思い切りすぎじゃん…と思ってみたのですが、これが、古賀がなかなかに頑張る…FWていうか色んな所に顔出して何でも屋状態になっており、途中から試合見たから、今日の彼のポジションが何処なのか分からなかった…。90分持つのか不安になる。

それにしても名古屋は時々(失礼)、去年の豊スタでのガンバとの試合の時もそうだけど、もの凄い集中力を発揮すると、鬼プレスをかけて、セカンドボール奪取が凄まじい事になりますよね。あのプレスはちょっとガンバにはない形で、見てて普通に感心してしまう。ファウルになっちゃう時も多いけど。攻めは後半に入っても完全に名古屋ペース。

名古屋は秋田さんや大森さん中心にDFも集中してるし、攻撃も再三良い形を作るのにゴールが決まらない。ホントに良い形で攻めてたので、これで勝たないと後に響いちゃうぞ、なんとしても点入れろよ〜と思ってみてたのですが、マリノス山瀬のシュートがポストに弾かれたところ、ボールを繋がれ、マグロンにゴールを決められてしまう。

そこで、古賀が…後半途中からさすがに消えてた古賀が、途中交代で入った鴨川が根性で奪ったマリノスPA付近でのFKから、頭で押し込み名古屋同点に追いつく。古賀…生まれて初めて古賀をカッコイイと思った…漢だ古賀…。かなりバテてたと思うのですが、本来のポジションと全然違うところで使われているし、これで途中交代はないだろうな、最後までやらすだろうな…と思って、辛いだろうな〜と思ってたんですが。最後に仕事ちゃんとしたなぁ。さすがの得点力だ。(DFだけど…)

試合はそのままドローに終わりました。追いつかれたマリノス的には、始終、良くないゲームだったかもしれないけど、名古屋的には執念見せた試合になったのかなぁと。でも、FW古賀なんて今後継続して使える作戦じゃないし、次から、どうするのかなぁとか、玉ちゃん、点とらんかい、とか不安はあるものの…。うーん、今日に限っては、ほんとに、チーム全体で、何とか勝ちたい、絶対点とりたい、ていう、良い名古屋を観た気がしました。

長いエントリだ…分ければよかったw
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