WARP DAYS

Written by Noriko
Football(GAMBA,JPN),Hobby and more.

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人間は慣れる生き物です

新井場徹inガンバアイタタ!部屋の2004年ガンバカレンダー、11月になってからめくるの忘れてて、今日めくってみて吹き出しました。イバかよ!!!!う〜ん青いイバを久しぶりに観ました…今は赤いイバなので…。でも私がこないだ万博で見たイバは白かったけどね!!ガンバから出て行ってまだ一年経ってないんだもんなぁ。職場の昼休みに、ガンバのオフィシャルでイバ移籍の公式発表見た時はやっぱりなんだかんだ言ってとても辛かったですよ。完全移籍でもう青黒のユニ着たイバが見られないんだ!!と思うとそれがどうしても想像出来なかったですね。でも今年の1stステージの開幕戦で、アウェーの鹿島で最後の最後にイバに一点入れられてドローで終わった試合で、「あーもう鹿島の選手なんだなー」と区切りがつきました。2ndの鹿島戦の頃には完璧に鹿島の新井場という感じで見られたなぁ…。出来が芳しくなかったのが心残りです。

高1の頃、個人的に割と好きだった先生から(ことわるまでもないですが、教師としてですよ)私が新しい環境で周りにいる友達があんまつきあいない人でイヤだなーやりにくなーという事をもらした時に「人間は慣れる生き物です」という超ドライな返答をいただいた事があります。今まで生きてきた中で人からもらった言葉で、一番思い出す言葉です。

超ドライと書きましたが、個人的には、今になって良い言葉だなぁと思います。「仲良くしろ」「大人になれ」「それは違う」「忘れろ」…そういう、強要であったり強制でないコメントなんです。その当時は、あんまり深くは考えなかったんですけど。中学生とか高校生の頃は上から強制される圧力のかかった言葉に敏感に反応する年頃で、私は反抗期はそんなにはなかったとは思っているのですが、やはり「もっと〜しろよ」と言われるとウルセーなコノヤローと少なからず思いました。でもこの時もらったその言葉は割と予想外だったので「わー先生ドライやわ〜」と思いつつも、なんだそうか、と、ちょっと肩の荷が下りたのを覚えています。結果的に「慣れていくものか」と思うと、じゃあ今鬱陶しいなぁとへこむのも時間の無駄だな、と思って今まであまり話したことがなかった子とも話すことが出来たし、慣れない付き合いでの違和感も割り切るところは割り切れたし、すごく必要以上に構える事がなくなりました。

それは妥協じゃないのか?と言われるかもしれませんが、確かにそれもあるかもしれません。だから先生のこのコメントは、万人にお勧めしたい言葉ではありません。ただ私のこれまでの生活の仕方に於いては割と大きな部分を占めている言葉です。私にとっては、「さて困った、どうしようか?」という状況になった時に、この言葉を思い出して、まー落ち着けそのうちこなれる、構えることないや、と肩の力を抜いて、一息おいてから、その先の策を自分で考えることが出来る、というおまじないの様な言葉です。それで全てが解決する訳ではありませんし実際慣れない事もありますが、テンパる自分を落ち着かせるのにはなかなか効く言葉だと思っています。他の方にとっては、どうでしょう?

イバのカレンダーを見て、また先生の言葉を思い出した秋の晩でした。忘れたわけじゃない。今は色々と大変かもしれないけど、鹿島で頑張ってレベルアップして欲しい。でも、ガンバと対戦する時は普通に敵です。お手柔らかに。
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