イギリス旅行記
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April 10, 2007

 4月10日(火)。7時15分起床。CL、マンチェスターユナイテッド vs ASローマの試合観戦の為、マンチェスターへ移動します。


 起床後、昨日と同じ朝食を食べ、次の日にまた戻ってきますが(この日は、マンチェスターからロンドンまで戻ってこれないので、マンチェスター泊)、一旦ホテルをチェックアウト。ユーストン駅まで移動します。列車が遅延しており、30分ちょっと遅れて出発。乗車券は、自由席でとっていたのですが、日本の新幹線のように、指定席車両と自由席車両が分かれているわけではなくて、席の上に、予約済みであれば「RESERVED」、空いている席であれば「AVAILABLE」の表示が出るので、AVAILABLEの席を探して着席します。ドイツも同じ感じだったので、慣れたもんや〜と思っていたものの、列車に乗り込んでもその表示が出ていない…結局表示が出たのは走り出してからだったかな?乗るときに分からないと意味なくないか?!幸い、私達の座った席はAVAILABLEだったので、ちゃんと座ったままマンチェスターへ行けましたが、後になって予約してた人が来て、席を替わる…という光景が、周りでちらほら。



チューブ(地下鉄)の構内

前日に行った駅の写真だけど、チューブ(地下鉄)の構内は、こんな感じ。丸い!



 ロンドンからマンチェスターまでは、列車の停車駅によりますが、約3時間程。昼過ぎにマンチェスターに着きました。駅を降りると、ちょっと寒い!北の方だからかな?とりあえずホテルにチェックイン。ここは割とぎりぎりにホテルをとったので、お値段もちょっとだけ高め。でも、バスタブもついているし快適でした。ホテルの外観がラブホみたいだったけど…。


 それから、とりあえず腹ごしらえ。時間もなかったので、近くのショッピングモールに入っているパン屋で、パイを2種テイクアウト(イギリスでは、“take away”。アメリカとかで言う“to go”は、別の店に行った時に使ってみたら“take away”と言い直されました。言い直されたってことは…通じてるやんけ!!)。



マンチェスターのホテル バスタブ

左)マンチェスターのホテル。きれいで、快適でした。
右)旅先ではお風呂に浸かりたいので、バスタブがありがたい!きれいだけど、よく見たら、石鹸台がグラングラン。適当やな〜


部屋を、別角度から お茶セット

左)部屋を、別角度から。テーブルの上に、お茶セットが見えます。
右)お茶セット。だいたいは紅茶とコーヒー。このホテルは、エアロという泡立つインスタントココアと、クッキーもついてました。



 マンチェスターからは、トラムに乗って、オールドトラフォード駅まで、所要時間は10分強といったところでしょうか。乗客はさすがにほぼ試合に行く人ばかりでしが、時間が早めだったのもあり?家族連れがいたり、皆割とほのぼの、和気藹々で殺伐とした雰囲気はなし。


 オールドトラフォード駅を降りて、スタジアムに向かう頃からは段々雰囲気も試合前!という感じに。途中の道にはアンオフィシャルと思われるピンバッヂやマッチデースカーフ(その日の試合の、両チームのクラブ名が入ったデザインのニットマフラー)を売る露店や、飲食の屋台が並び、騒がしい。スタジアム付近にくると、ローマサポのイタリア人もぞろぞろ。


 とりあえずキックオフまで時間があったので、メガストアへ入って、お土産を選んだり、自分用にニットマフラーを買ったり。外へ出ると、警備員に静止されながらも、チャントやコールでお互いに煽り合うマンUサポ達と、ローマサポご一行(動画:ご機嫌なマンUサポ。短いけど…)。マンUサポは同じローマ市内のチーム「ラツィオ!!」コールで煽ったり。煽るといっても、両者、楽しそう。ローマであった1st legでマンUが負けていたのもあって、暴動が起こるんじゃないかと警戒はしてたのですが、別に問題なさそうやなぁ…と呑気に思っていたのですが、この日、試合後ホテルに帰ってニュース観てたら、同じ場所で大暴動が起きて怪我人が出てました………。その時居なくてよかった……あの後だったのかなぁ…。



オールドトラフォード駅 CLの垂れ幕

左)オールドトラフォード駅着!
右)オールドトラフォードのスタジアム到着。CLの垂幕がかかってます。ついにきた〜という感じ。


スタジアムが見えてきた メガストアの入口

左)到着直前、スタジアムが見えてきた時に撮った一枚。
右)スタジアムに隣接している、メガストアの入口。前はサポーターでいっぱい。サポが揉めてたのはこの前あたり。



 スタジアムは、ゴール裏の二階席でしたが、専用スタジアムなので、もの凄く、見やすい。写真で見るとピッチが凄く遠く見えますが、実際は選手もよく見えるし、素晴らしいスタジアム!ちなみにお客さんは、キックオフ一時間前の時点では、がらっがら。心配になるくらい誰も来てません。皆、席に付くのはギリギリなんですね…全席指定とはいえ、マイペース!


 サポーターが増えて来てからは、コアサポーター達が歌い出し、盛り上がってきます。(動画:歌うローマサポ)私達の居たのは勿論マンUサポのエリアでしたが、緩衝帯を挟んだ隣がローマのコアサポーターエリアだったので、試合前から、お互いに煽る煽る。白熱しすぎて警備員・警察に連れ出されるローマサポも。さすがに少し空気が殺伐と…。でも、ちょっと離れたところの警備員、それ観て笑ってましたけど…。



スタジアム内、二階席へ上がるための階段 売店

左)スタジアム内、二階席へ上がるための階段。この階段の感じ、ケルンのRheinenergie Stadiumに似てる。赤いからかな?
右)売店。特に目新しいものもなく、特別おいしそうなものもなかったので食べ物は買ってない…今思えば、食べればよかったかな〜


キックオフ一時間前 選手入場時

左)キックオフ一時間前。ガラガラ!ちなみにこれが広角28mmじゃないカメラ、右が広角28mm。違いがよくわかるかと…
右)選手入場。CLのマークのフラッグ、ぐるっと囲んで持ってる人たちが、バサバサはためかせてます。


アップ中のトッティ マンUの選手達、アップ中

左)アップ中のトッティ。カメラ目線風味。こんなにガチムチな体型だっけ?髪型は昔より、この短い方がいいな。
右)向こう側だったので、遠かった。マンUの選手達、アップ中です。


選手入場 CLのフラッグ

左)選手入場。こういう時は12倍ズームのLUMIXがお役立ち。待ち歩き用と、スタジアム用と、使い分けてました。
右)CLのフラッグ。これを、皆で、ばさばさ〜



 いよいよキックオフ。CLのこのフラッグ!感動します。試合は、始終、マンUペース。ローマは本当にいいとこがなかった。点を取りに行った結果ああいう事に…と監督が言っていたらしいですが…。立ち上がりこそ、両チーム様子見で慎重な動きでしたが、ローマは前半早い時間に失点すると、そのまま立て続けに3失点。それが全てだったかも。運動量豊富なマンUの前線の選手に対して、マークにもつけなくなっていき、味方の足元にしかパスが出せない状態に。縦にボールが通らないので早い攻めが出来ず、その間にマンUの選手が守備に戻ってしまうので、どんどんスペースがなくなる。トッティが真ん中に一人でいても…。後半、意地で、トッティが中央から右サイドへ開き、中央へ出したボールをデ・ロッシが決めて1点返すも、そこまで。終わってみれば、7-1という、CL準々決勝という舞台では異例じゃないか?というスコアに。


 ローマサポは3失点の時点で、さすがに静かになってしまった。マンUサポは、腕時計を指さしながら「おいおい、まだこんな時間だぜ〜〜!」と笑って、ローマサポを煽ります。ローマサポも途中からは開き直って再び歌い始めましたが、5失点目あたりからだったかな?マンUサポから「アリーヴェデルチ!」コールが起きたり。ローマが1点返した時は、マンUサポからも(ほぼ哀れみの)拍手が飛ぶ程…。私自身は特にマンUサポ!というわけではなかったので、ローマにはもっと踏ん張って欲しかったけど…。でも、C・ロナウド。素晴らしかった〜。何処にでも顔を出して、運動量衰える事なく、動きまわってました。ピチピチです。DFが、捕まえきれないんですよね。良い試合を観ることが出来ました。



キックオフ! FK蹴る直前のトッティ

左)キックオフ!左から、ギグス、アラン・スミス…右奥は、24だから、ダレン・フレッチャー?
右)多分、FK蹴る直前のトッティだったはず。


リオ・ファーディナンド 7-1を表示する電光掲示板

左)一番手前が、お仕事中のリオ・ファーディナンド。
右)伝説のスコア、7-1を表示する電光掲示板。こんな数字ここで目にすると思わなかった!



 試合後、サウススタンドのバスの発車口あたりで待っていると、選手達が。私は場所が悪かったので、前にいたayuさんにお願いして、サインをいくつかMDPにいただきました。普通に試合後、こうしてファンサービスがあるんだ…とビックリ(勿論、選手は疲れているので、大変だと思うのですが…)。一番熱心に、端っこから端っこまで丁寧に対応していたのが、アラン・スミスでした。



リオ・ファーディナンド アラン・スミス

左)スタイル良し、体つきも顔つきもシャープでめっちゃかっこよかったリオ・ファーディナンド。横顔でごめんなさい。
右)アラン・スミス。めちゃくちゃファンが多かったのに、端から端までほぼ全部ファンサに応じていた…すごい。


ルーニー クリロナ

左)ルーニー。私の感想は、「色白っ!」
右)クリロナwithクリロナ車。疾風のように現れて一部にのみファンサをし、疾風の様に去って行かれました。悲鳴が凄かった。



 人混みで疲労しきって、帰宅。帰りのトラムの中で、試合を観ていなかったらしい若者が、マンUのタオルマフラーをしたおじさんにスコアを聞いていたのですが、「7-1で勝ったよ」との返事に驚いて、私達に「ほんと??」と確かめてきました。ほんと、ほんと。でも、そりゃあ、びっくりするよね。…ほんとだよ!


 ちなみに寝る前に小腹が空いていたので、夕方にショッピングモール内のスーパーで買った、インスタントヌードル(ビーフ&トマト味)を食べたのですが、これが、本当に、ビックリするくらい不味かった…麺はぽそぽそ、全体的に粉っぽい(お湯は熱湯使ったのに…)、トマトっていうか…トマト?!ドライトマトのかけらみたいなのが入ってたけど、最後までドライ。勿論胃もたれ!イギリス人は、安藤百福さんに謝れ!!!と思った。